法圓寺

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今さら聞けない仏事作法や、当院における日常風景、お坊さん視点の世間話まで。移り行く時代のなか、敢えて立ち止まって考えるきっかけになればと思います。本ブログをきっかけに、あなたと、法縁が結ばれますように。

掲示板標語

【お寺の掲示板】「死にたい」という気持ちは「生きたい」といういのちの叫び

お寺の掲示板ってなんぞや?

見出しの疑問にお答えします

お寺には常設されている掲示板があります

こういう物です

掲示板ですから、定期連絡を広報しているのですが、お寺の行事案内のみならず、お坊さんの深い~言葉である掲示板標語を併せて掲載していることもあります

掲示板標語の現在地

この掲示板標語が話題になっています

あの日本経済新聞様をはじめ、『タモリ俱楽部』や『あさイチ』といったテレビ番組でも特集が組まれているのです!

時代が進むにつれ見過ごされていた感のあるお寺掲示板でしたが、SNSの隆盛で情報が全国に拡散されるようなったことで再び人々の目に止まるようになってきている、という訳なのです

実は、お寺掲示板大賞なるコンテスト?も開かれています

住職による、ありがたい言葉

わが法圓寺(ほうえんじ)にも、その標語付掲示板っていうのがあります。一年に3~4回くらい住職が更新しております

せっかく更新を行っているコンテンツのために、この場を借りて、住職のありがたいお言葉を周知しよう!そう思い立った次第でございました!!!

それでは・・・

今回の言葉です!!!!!!!!!!

ドドン

す、すでにアイキャッチ画像に挙げてました(;^_^A

感話

わたしは、時々SionというSNSに居て傾聴活動を行っております

下記リンクをご覧なって下さい
👇
こちらからどうぞ

そのSionでは、しばしば「死にたい」というお言葉の見えることがあります

わたしは「死にたい」という言葉に、不吉なことだからそんなことを思ってはなりませんよ、なんて戒めるつもりはありません

そう吐き出すことによってスッキリするような時もあるでしょうし、そういうコエの背景として実際的に「死にたい」んでしょうけど、「だけれど、生きたいんだ!」という心の葛藤のような物を感じることがあるからです

その方たちの苦悩や辛さの正体は、生きたいのに生きにくい事に対する【いのちの叫び】なのかもしれませんね

そういう経緯をして、相談者から発せられしめた「死にたい」のコエに、やさしく、寄り添えるような僧侶になりたい

わたしは、そう常々思っておるのです

筆者について

法圓寺副住職 梨本 雄哉(なしもと ゆうさい)

お寺でのヨガ教室や婚活イベントなどを通し、お寺という場が地域の人やモノの架け橋になるよう活動中です。あなたと、お寺でお会いできることを楽しみにお待ちしております。